千葉県政をよくするために実施していること
2016.01.20 - HAJIMEの一歩|日々の政治活動レポート
[はじめの一歩]議員の勉強会について
千葉県議会議員あみなか肇の日々の活動をレポートする「はじめの一歩」。
今回は、議員の勉強会についてお話しいたします。
議会毎に知事(県)から提案される議案について、その概要は議案書に記載されています。しかし、議案書にはページ数等の制約があることから、議案の内容について詳細には記載されていません。
このため、議案の内容についてより詳細に知るためには「勉強会」を実施することとなります。「勉強会」の開催にあたっては、当該議案を提案した担当課の職員から詳細な説明を受けることとます。
また、議案以外でも、報道等で取上げられ県民の皆様の関心が高いと思われるもの、議案としては提案されてはいないものの県として対応すべきと考えられるもの等について、「勉強会」を実施し県としての考え方を質すことがあります。
各議員がどの程度「勉強会」を実施するかは、各議員の個性もあり、議員によって大きな差があるようです。私の場合は、ほぼ毎週、多いときには毎日のように実施することもあります。
私が「勉強会」で県の担当者に確認するポイントは主として以下のような点になります。
・県民の意見は聞いたのか
・他の都道府県ではどうしているのか
・県がすべき事業なのか。国、県、市町村のどのレベルで実施すべきか。民間活用は検討したか
・同様の事業を市町村が実施している場合、市町村ではどのようにしているのか
・財源はどうなっているのか
・民間企業だったらどうしているのか
・法的な整合性はとれているのか
・経済学的な観点からみて、社会的厚生を損ねていることはないか
・社会的な公平・公正の観点からはどうか
・事業の予算額だけではなく間接費用等を含めた総費用と事業の便益は見合っているか
・自治体として社会的責任を果たしているのか 等々。
一つの論点でも、複数の部・課にまたがることが多々あり、対応に苦慮することもかなり多くあります。たとえば、再生可能エネルギーについて、全般的には商工労働部、バイオマス発電のうち廃棄物系については環境生活部、間伐材系については農林水産部が担当となります。3部にまたがり、さらにその部の下で事業によって課で分かれることとなります。
県行政をより良くするためには、県の事業を良く知り、上記のポイント等の観点から改善を促すことが必要となります。そのための第一歩が「勉強会」ということになります。
以上、HAJIMEの一歩でした。
千葉の明日に人生をかける
千葉県議会議員(千葉市中央区)
あみなか肇