2014.06.30 - ブログ
JR東日本では、強風時の列車の安全性を確保するため、強風に対する運転規制を実施しています。
平成17年12月25日に発生した脱線事故(秋田発新潟行きの特急いなほ14号が羽越本線砂越駅~北余目駅間で突風を受けて脱線転覆し、乗客5人が死亡、運転士を含む33人が重軽傷を負った事故)にかんがみ、翌平成18年1月19日から、風による運転規制を実施する箇所については、「早め規制」に変更することとなりました。
これによって、強風による運転規制の頻度が高まりました。
この運転規制による輸送への影響を緩和することを目的として、防風柵の整備を首都圏を中心とした線区に実施することとされました。

防風柵の設置によって、運転規制の発令回数が減少することが期待されています。
具体的には、総武線(錦糸町~千葉間)について、昨年度は強風による「運転中止」時間が123分であったとのこと。これが、防風柵(高さ約2㍍)の設置によって、9分にまで短縮できるとの試算もあるとのことで、大幅な改善が見込まれています。

引き続き、県を通じ各鉄道会社に対し円滑な運行を要望してまいります。

(小岩~市川間の防風柵)

(平井~新小岩間の防風柵)
東京新聞 2014年6月29日
総武線 風に負けない 防風柵を初設置 JR「運転中止9割減」期待
千葉と東京をつなぐJR総武線に5月末、初めて「防風柵」が設置された。県境の江戸川や荒川にかかる橋は海側からの強い風が吹きやすく、運行のネックになっていた。JR東日本千葉支社は「風による運転中止の時間を9割減らせる」と自信を見せる。 (内田淳二)
千葉から総武線の電車に揺られて江戸川の橋へ。海側の窓からすぐそばに見えるのが防風柵だ。上部は網目状になっていて、輝く川面が透けて見える。
「景色のためではありません。風の流れを研究した結果なんです」。JRの担当者は説明する。柵はレールから二メートルの高さしかないが、ちょうど風が柵にぶつかって電車の上を通り抜けるように設計。下部が板状なのは、防音を兼ねるためだという。
設置区間は、江戸川をまたぐ「市川-小岩間」と荒川・中川が流れる「新小岩-平井間」の計約一・六キロ。強風で総武線が運転中止となる原因はこれまで、この二カ所に集中してきた。顕著になったのは二〇〇五年以降。山形県で起きた強風による列車の転覆事故で、運転中止となる風速の基準が厳しくなったためだ。
現在、この基準は風速二五メートルだが、柵を設置すれば、同三〇メートルまでは運行できるようになる。中止時間は従来の九割削減できる見通しだ。例えば〇九年~一〇年の二年間、計八時間あった市川-小岩間の運転中止時間は計算上、わずか十四分に減らせるという。
総武線よりも東京湾寄りを走り、さらに「風に弱い」と言われていた京葉線は二〇〇七年以降、先行して防風柵を採用。中止時間を六割削減する効果を挙げている。
総武線を毎日使っているという会社役員の男性(52)は「風で止まることが多いから、強風の日は電車を使わないようにしていたぐらい。柵ができたことには気付きませんでしたが、改善されればうれしいですね」と喜ぶ。
JRによると、設置以降、まだ強風が吹いた日はない。JRは「自然が相手」と実際の効果などを注視。「基準を緩和した分、安全性をより高めるため風速計の設置箇所も増やした」と話している。
千葉県議会議員
あみなか肇
2014.06.27 - ブログ
千葉県水道局が発注した工事で、入札の最低価格を業者に漏らしたとして、水道局職員が官製談合防止法違反などの容疑で県警に逮捕された事件。
この事件では、問題の業者は水道局発注の工事において、最低制限価格と契約額の差が、約4100万円の工事で620円、約3000万円の工事で116円だったことを、あみなか肇は本日開催された常任委員会で確認しました。
これを受けて、水道局における配水管等の新規の布設及び布設替工事発注件数等の状況について委員会で確認しました。
3年間の総発注件数と、そのうち最低制限価格と契約額の差が1万円未満の件数は以下のとおりとなっています。

また、合計40件のうち、3件を契約した社が2社、2件を契約した社が4社などとなっているとのこと。
あみなか肇は、本事案については県民の大変厳しい目が注がれており、本件事件を受けて設置した「千葉県水道局コンプライアンス推進本部」を中心に、コンプライアンスの徹底及び再発防止に局を挙げて取り組むよう強く要望しました。
千葉県議会議員
あみなか肇
2014.06.23 - ブログ
先日当ブログでご紹介した、千葉県のDV相談件数が全国ワースト2位であり、過去最多となっている問題。
http://ameblo.jp/hajime-aminka/entry-11875428129.html
会派の代表質問でも取り上げた結果、本日、千葉日報で取上げられました。

都議会での「セクハラやじ」が問題になっています。
私たちは、男女が互いに人権を尊重し、責任を分かち合い、それぞれの個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現に向けて努力していかなくてはなりません。
セクハラの他にも、DVをはじめとするあらゆる暴力は、個人の人権の侵害であり、決して許されるものではありません。
引き続き、県に対し適切な対応を要望してまいります。
千葉県議会議員
あみなか肇
2014.06.18 - ブログ

先日、当ブログでもお伝えしました、県議会議員の定数等に関する問題。
新聞各紙でも報道されました。
web上で記事が掲載されているものを以下に紹介します。
自民2案に批判相次ぐ 千葉県議会、定数検討委
千葉日報 2014年06月18日 15:01
千葉県議会の定数等検討委員会が17日開かれ、各会派が来春の県議選をにらんだ定数や選挙区の見直し案をそれぞれ持ち寄った。
最大会派の自民党は党内の意見調整が整わず2通りの案を提出・・・
県議会 定数・区割り見直し難航 検討委、各会派の思惑交錯
東京新聞 2014年6月18日
県議選の定数や区割りの見直しについて考える県議会の議員定数等検討委員会(吉本充委員長)は17日、各会派がそれぞれ見直し案を提案した。最大会派の自民は、党内で意見集約が図れず2案を提示。議会全体での意思統一は難航必至で、来春の県議選は現行のまま実施される可能性も出てきた。 (村上一樹)
県議選は現在、選挙区四十六、定数九五で実施。平成の大合併に伴い、印旛郡、香取郡、山武郡の三つが「飛び地選挙区」となっている。人口が多いのに定数が少ない「逆転選挙区」は、印西市と四街道市、印西市と香取市、印西市と銚子市、八街市と銚子市の四通り発生。一票の格差は最大二・五一倍に上る。
県議会の過半数を占める自民(五十三人)は、(1)三つの飛び地で分割や合区を進め、選挙区を四十六から四十三に再編、議員定数は現行維持(2)人口は多いが定数が少ない船橋市、印西市、八街市の定数を一ずつ増やし定数を九八にして飛び地はそのままとする-の二案を提示した。
自民の委員は「党内の調整がつかなかった。次回の検討委までには一つに調整したい」と釈明した。
県民の声は定数七七、選挙区二十九とする案を提示。ほかの各会派も一月から六月にかけて素案を発表しているが、定数は七七~九八、選挙区は二十六~四十六と開きがある。
一方、「死に票」が出る一人区の削減幅も各会派で主張が大きく異なる。一人区は現在二十あるが、民主、共産はそれぞれ二に減らす案を提示。一方、自民は現在、十九の一人区で議席を確保しているだけに、削減は「死活問題」となる。
来春の県議選で見直しを反映させるためには、半年前の九月議会には条例改正が必要とされる。それまでに検討委で着地点が見いだせなかった場合、結論が先送りされる可能性は高い。
吉本委員長は検討委終了後、記者団に「各会派でこれだけ開きがあると難しいが、検討委では一本化を目指すことが大前提だ」と話した。
次回は七月二日に開かれ、各会派が具体的に議論する予定。
千葉県議会議員
あみなか肇
2014.06.17 - ブログ
本日、6月県議会の代表質問(自民党・民主党)が行われました。

その中で県は、これまで私が取組んできた県職員の天下りの状況の公表について、要綱を策定し、今後、課長級以上の職員の天下りについて、7月1日時点の状況を、8月31日までに公表することとしたと答弁しました。
昨年の9月議会であみなか肇の一般質問において、県政史上初めて、県職員の天下りの状況を明らかにしてから、足かけ1年弱。
ようやく、天下りの状況の公表に向けて、具体的な前進が見えるようになってきました。
今後、要綱の策定、公表の実施など、この問題に関する動向がありましたら、当ブログでお知らせしてまいります。
千葉県議会議員
あみなか肇
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