公立学校のつり天井耐震化促進が不可欠
2016.05.12 - ブログ
本日の読売新聞千葉版に県内公立小中学校のつり天井の耐震化率が極めて低く5%にとどまっている、県立高校も同様に19%にとどまっている、という記事が掲載されました。
この件については、昨年度の当初予算において、当該予算がついていないことから、昨年6月議会で指摘したのですが補正予算でも予算化されませんでした。
平成27年6月20日千葉日報
通常、つり天井等の非構造部材の耐震改修は、構造設計、意匠設計をして、実際の改修工事に至るまで2年ほどかかるものと考えられます。そのための予算も、設計のための予算、そして工事のための予算ということで2年にわたり必要になると考えられます。
しかし、昨年度、設計に係る予算が予算化されなかったため、昨年度設計をして、今年度に工事に着手することができない状況となっています。
つまり、今年度の非構造部材の耐震化について、全くの手付かず、いわば宙に浮いてしまっている状況となっています。
こうしたことから、県教育庁に対し、非構造部材の耐震化のためのぜひ予算獲得に努めるとともに、校舎の耐震化と同様に、非構造部材の耐震化についても期限を決めて、計画的な対応を要望しています。
熊本地震を見ればわかるように、公立小中高校の体育館は災害時等の避難所として活用されるケースも多々見られます。もし、県内で大地震があり、その体育館のつり天井が耐震化されていなければ、避難所として活用できない、或いは体育館に避難した方々の二次被害を出してしまうことにもなりかねません。県教育庁に対し、早急な対応を引き続き求めてまいります。
千葉県議会議員
あみなか肇