要綱制定 県 天下り公表へ
2014.07.28 - ブログ
県は6月26日、職員の天下りを公表することについて、新たに要綱を制定しました(要綱については最下段参照)。
あみなか肇が約1年がかりで調査・県へ要望してきたことが、ようやく結実したことになります。
要綱の主な内容としては、
①毎年7月1日時点の天下りの状況を
②退職時課長級以上の職員を対象に
③氏名・再就職先の名称・役職等について
④8月末日までにホームページ上で公表する
というものです。
千葉県の天下りの公表については、これまで指摘してきたように、全国的にも最も範囲が狭い状況となっていました。
具体的には、公表の範囲を部長級以上としているのは千葉県のみ、副部長(次長)級以上としているのは岩手県のみ、そして多くの都道府県では課長級以上としていたのがわかります。
残念ながら、千葉県は公表の範囲が最も狭く、ワースト1位となっていました。
また、千葉県には公表の根拠規定がありませんでした。
全国では、条例・規則、要綱・要領等を定めているのが42団体、根拠規定を有しない団体が5団体。千葉県はこの5団体の1つでした。
これも残念ながら、千葉県を含め、5団体そろってワースト1位でした。
千葉県は上記の2分野合わせて、総合で断トツのワースト1位という状況でしたが、この度の要綱制定によってようやく全国平均になったと考えます。
あみなか肇は、今後8月末までに公表される天下りの状況を県民の皆様にお知らせするとともに、引き続き県の天下りに対する対応について注視して参ります。
千葉県議会議員
あみなか肇