全国ワースト1 自動車盗 認知件数 千葉県 平成25年
2014.02.06 - ブログ
本日、警察庁から平成25年の犯罪統計の確定値が発表されました。
それによると、千葉県における、平成25年の自動車盗の認知件数は3,295件と、大変残念ながら、全国で断トツのワースト1位となってしまいました。ワースト2位の愛知県の2,712件、ワースト3位の大阪府の2,466件を大きく上回ってしまっています。
また、千葉県の平成24年の自動車盗の件数は2,380件であったため、昨年度比915件と大幅な増加となっています。
こうした事態を受けて、県は、本日概要説明のあった来年度予算において、不法ヤード対策事業、主として捜査支援システムや捜査用ビデオカメラの整備及びヤードへの立入調査などを実施するための予算として、約7300万円を計上しました。
以前にも言及しましたが、千葉県で自動車盗が多い原因としては、ヤード(自動車の解体工場)が多数存在する(県内に約470か所)、都市部に近い、道路網が発達している、港が近いことなどが考えられます。大多数のヤードは健全に事業を行っていますが、ごく一部のヤードにおいて自動車窃盗グループがヤード経営者と結託をして、盗難車の解体作業場に利用している実態があります。
このため、県と県警は、各種法令に違反した行為が行われている不法ヤードを規制し、ヤードの適正な設置を図るため、「(仮称)ヤード設置適正化条例」を制定し対応することとしています。
あみなか肇は去る平成24年2月議会一般質問において、不法ヤードが盗難車両の解体、不正輸出の作業場となっているほか、不法滞在外国人の稼働、蝟集場所や薬物の使用、隠匿場所として利用されるなど、犯罪の温床となっている状況が見られ、治安上の大きな問題になりかねないことから、こうした不法ヤードに対しては、地権者に契約解除を働きかけるなど、総合的なヤード対策・自動車盗対策に取り組むことを強く要望していますが、引き続き、県及び県警のより積極的な対応を要望して参ります。
千葉県議会議員
あみなか肇