– 笑顔で暮らせる千葉県づくり – 千葉県議会議員 あみなか肇

県立学校の空調設備について

県立高校等の空調設備の設置状況について、昨年10月1日時点のデータと少し古いですが、以下に整理しました。

なお、県立学校の場合、義務教育と異なり、県が県立高校の普通教室に県費で空調設備を設置するのは成田空港及び自衛隊基地の騒音対策の場合(5例)のみとなります。

種類別に見ると、県立高校の普通教室の空調設備の整備率は約66%となっているものの、職員室は約29%と低くなっています。

また、特別支援学校の普通教室は100%(体温調節に障害をお持ちの方がおられる可能性もあるため当然)ですが、職員室は約10%と著しく低くなっています。

そして、県立高校及び特別支援学校の事務室及び保健室はすべての学校で設置されています。

また、その財源内訳をみると、県立高校の普通教室(騒音対策の5例を除く)の全てが団体費で整備されているものの、職員室及び保健室は県費又は団体費で整備されているものが混在しています。

そして、事務室はすべて県費で設置されています。

特別支援学校は、普通教室、事務室及び保健室をもすべて県費で整備されています。職員室についても、約10%しか設置されていませんが、設置されているものはすべて県費となっています。

以上を踏まえたうえで、個人的な意見を以下に記載します。

1 県立高校の職員室の空調設備設置率が低い。事務室は100%、しかも県費で設置されているにも関わらず、先生方が事務処理をする職員室に空調設備が無いのは違和感を感じる。

また、財源内訳を見ても、県費又は団体費での設置が混在しており、費用負担等について整理する必要があるのではないか。個人的には県費で設置すべきと考える。

2 県立高校の保健室の費用負担等についても、1と同様。

3 特別支援学校の職員室の空調設備の設置率が著しく低い。僅か10%となっている。特別支援学校は数自体が29校と少なく、新たに設置するとしても26校分を予算措置すれば済むため、早期の対応が望まれる。

県教育庁では施設整備について、とりわけ平成27年度中の耐震化の完了を優先して実施しています。児童生徒の命を守るため、その方針に全く異論はありません。

その一方、限られた財源の中で、いかに良好な学習・執務環境を提供することができるかどうかは教育庁の努力にかかっています。あみなか肇は、引き続き今後の教育庁の対応を注視して参ります。

県立学校の空調設備のあり方等について、是非皆様のご意見をお聞かせください。

千葉県議会議員
あみなか肇