– 笑顔で暮らせる千葉県づくり – 千葉県議会議員 あみなか肇

千葉県における天下りの公表及びその実態について

千葉県の天下りの公表等について当ブログで時系列に言及してきましたが、これまでの経緯等について以下に簡単にまとめます。


千葉県職員の天下りは是正・公表されることもなく、相変わらず営々となされています。

あみなか肇は、千葉県の天下りの実態を県政史上初めて明らかにするとともに、県の天下りの公表範囲が全国で最も狭いことを明らかにしました。

これを受けて県は、天下りの実態を明らかにするため、今年8月30日、その公表範囲を課長級以上に拡大し、実名で公表しました。

また、天下りの公表を義務付ける根拠規定として要綱を新たに制定しました。

●天下りの公表を実現しました


あみなか肇の厳しい指摘を受け、千葉県は以下のとおり、天下りを公表することとしました。

 ・課長級以上の職員の
 ・毎年7月1日現在の天下りの状況を
 ・8月末日までに
 ・氏名、天下り先の団体名・役職名等について
 ・公表する

また、あみなか肇の提案どおり、これら公表の根拠規定として要綱を新たに制定しました。


●全国ワーストだった 千葉県の公表状況

千葉県の天下りの公表状況について、あみなか肇が全国調査を実施し、ワースト1位ともいえる取組の遅れを明らかにしました。

まず、公表の範囲については、千葉県が最も狭いことを明らかにしました。

次に、公表の根拠となるルールについても全国調査し、千葉県を含む5県が根拠規定を有していないことを明らかにしました。


あみなか肇の厳しい指摘を受けて、県は前出のとおり、天下りの公表範囲を課長級以上とし、公表の根拠規定となる要綱を制定しました。


●公表された天下りの実態

以下が公表された天下りリストの一部です(全容は千葉県のホームページをご覧ください)。

千葉県の「再就職状況の公表」のURLは以下のとおり。

https://www.pref.chiba.lg.jp/soumu/jinji/saisyuusyoku.html

●あみなか肇の政務調査による天下りの実態

公表された天下りの状況以外に、あみなか肇の政務調査で明らかになった天下りの実態を以下に示します。

県の天下りを受け入れている外郭団体のうち、常勤役員の平均報酬が高い順に示したものが下記の表です(報酬が高い上位5団体)。



また、最長で60年・17代連続の天下りなど、県職員による外郭団体の「指定席」への天下りの状況が明らかになりました。


●天下りの問題点


県職員が、県の外郭団体の「指定席」へ天下ることによって、外郭団体の役員として最もふさわしい民間の適任者が就任できないなど、外郭団体の健全な運営が阻害される恐れが大いにあります。

また、公共事業を多く受注している民間企業等へ天下ることによって、民間企業との癒着の温床となる恐れもあります。

そして、公金が投入されている天下り先での過剰な待遇なども大きな問題です。

さらに、千葉県では、あみなか肇の今回の調査によって明らかになるまで、天下りの実態が公表されてこなかったことも大きな問題です。県職員の天下りの実態をより詳細に県民に明らかにすることが必要不可欠です。

●今後の課題

まず、県職員の個々の天下りについて、県庁時代の知識経験が、再就職先において適切に生かされているかどうか、県民目線での検証が必要です。

また、県からの押しつけ型の天下りは今すぐにでも廃止し、広く民間分門を含めた中で、団体にとっての最適任者を選ぶよう求めていく必要があります。

そして、民間企業への天下りについては、「人材バンク」を設置するなどして、利権や癒着の温床とならないよう適切な対応を求めて行くことが必要です。天下りした県職員OBによる、現職職員への「働きかけ規制」について、課長級以上を対象に規制(罰則も設置)することも必要と考えます。

同時に、天下り先での待遇のあり方について、県は県民に対し説明責任を果たすよう求めていく必要があります。

県の外郭団体である、社会福祉事業団の県立障害者施設「養育園」で発生した入所者への暴行事件では、第三者検証委員会の提言を受けて、県は当該団体の理事長(県職員の天下り)に対し、専門性の欠如を主たる理由として退任させ、後任には民間部門から適任者を選任しました。

こうした事態が二度と繰り返されないよう、県民が天下りに対して厳しく監視していかなくてはなりません。

●これまでの主な経緯

平成25年9月以前
あみなか肇が10年分、のべ約800人以上の天下りについて調査

平成25年9月議会
県の天下りの状況を県政史上初めて明らかにする

平成26年2月議会
県の天下りの公表の範囲が全国で最も狭く、根拠規定が無いことを厳しく指摘
これを受けて県は、要綱(内部規則)を制定し、課長級以上を公表することを表明

平成26年6月
県は要綱を新規制定

平成26年8月
今回の公表に至る!!!

千葉県議会議員

あみなか肇



天下りを初公表 千葉県 課長級以上

千葉県はこれまで、県職員の天下りの状況を一部の部長級の職員しか公表していませんでした。

しかし、あみなか肇の厳しい指摘を受けて、公表の対象を課長級以上の職員まで広げ、8月30日に県ホームページで公表しました。

1年以上を要しましたが、ようやく千葉県でも他都道府県並みに職員の天下りについて公表され、あみなか肇の取り組みが実を結びました。

県職員の天下りの概要ですが、平成26年3月末日の課長級以上の退職者は97人。うち70人が再就職。このうち54人が県のあっせんを受けて天下りしました(下に一部抜粋)。


★これまでの主な経緯★


平成25年9月以前
 あみなか肇が10年分、のべ約800人以上の天下りについて調査


平成25年9月議会
 県の天下りの状況を県政史上初めて明らかにする


平成26年2月議会
 県の天下りの公表の範囲が全国で最も狭く、根拠規定が無いことを厳しく指摘
 これを受けて県は、要綱(内部規則)を制定し、課長級以上を公表することを表明


平成26年6月
 県は要綱を制定(あみなか肇の指摘に沿った内容)


平成26年8月
 今回の公表に至る!!!

千葉県議会議員
あみなか肇

新聞各紙で報道される! 県職員天下り 公表

8月29日、千葉県が県職員の天下りについて公表(記者クラブへの投げ込み)したところ、翌30日、31日と新聞各紙で報道されました。

各紙とも「県議会の指摘によって」等と、ぼかして表現されていますが、間違いなくあみなか肇の全国調査を含む、1年以上に渡る取り組みの結果です。


是非皆様のお声をお寄せください。


各紙については以下を参照してください。


産経新聞(8月30日)



朝日新聞(8月30日)



毎日新聞(8月30日)



千葉日報(8月30日)



東京新聞(8月31日)


日経新聞(9月2日)


(日経新聞を9月2日に追加しました。)


千葉県議会議員

あみなか肇




千葉県ホームページで天下りを公表!

千葉県は県ホームページにおいて県職員の天下りの状況について公表しました。


URLは以下のとおりです。是非ご参照ください。


なお、これまでの経緯等については当ブログの過去の記事をご覧ください。


http://www.pref.chiba.lg.jp/soumu/jinji/saisyuusyoku.html

千葉県議会議員

あみなか肇


県職員の天下りの状況、公表される!

県は6月26日に制定した「千葉県退職職員の再就職状況の公表に関する要綱」に基づき、県の課長級以上の退職者の7月1日時点の再就職の状況を、8月中に公表することとしていまししたが、その公表が記者クラブへの投げ込みという形で本日実施されました(県ホームページでの公表は明日30日になるものと思われます)。


あみなか肇が1年以上をかけて追及・要望してきたことが、ようやく実現しました。




なお、天下りについての詳細なリストが公表される県ホームページへのリンクは明日以降当ブログでお知らせします。


県職員による天下りの概要は以下のとおりです。


県の天下りを受け入れている外郭団体のうち、常勤役員の平均報酬が高い順に示したものが下記の表です(報酬が高い上位5団体)。


県での現役時代と遜色ない、あるいは現役時代以上とも思われる、極めて高額の報酬を得ている実態が明らかになりました。


また、最長で60年・17代連続の天下りなど、県職員による外郭団体の指定席ポストへの天下りの状況が明らかになりました


ようやく明らかになった、県職員の天下りの状況について、県民の皆様はどのようなお考えをお持ちでしょうか?

是非、お声をあみなか肇までお寄せください。


千葉県議会議員

あみなか肇