– 笑顔で暮らせる千葉県づくり – 千葉県議会議員 あみなか肇

蘇我発 新宿・池袋行き 直通電車の実現なるか!

JR埼京線は「大崎」と「大宮」間を結ぶ路線で、りんかい線は「大崎」と「新木場」間を結ぶ路線であり、両者は平成14年12月に相互直通運転を開始しており、新木場から埼玉方面は直通で結ばれています。

もし、京葉線が新木場駅でりんかい線に乗り入れることはできれば、りんかい線を経由して、埼京線に接続し、渋谷、新宿、池袋駅に直通で結ばれることとなります(下図の赤い点線)。

仮に、これが実現できれば、蘇我発の新宿行き電車などが可能になります。


また、既に新木場駅では、京葉線とりんかい線の線路の接続はなされており、過去には新宿と海浜幕張間をりんかい線経由で結ぶ臨時列車が運行された実績もあるとのことです。

しかし、これが実現できない理由のひとつに運賃に関する問題があります。

具体的には、蘇我から渋谷に行くと仮定して、新木場からりんかい線・埼京線に乗り入れる直通電車に乗ったとすると(そういう電車が実現できたとして)、通過する改札は乗車した蘇我駅と、下車する渋谷駅のみのため、りんかい線を経由したにも関わらず、料金はJRのみの972円と計算されてしまいます。



このため、りんかい線にとっては、りんかい線を経由しているにも関わらず、本来受け取れるはずの390円を収入できないどころか、1円も収入がないこととなり、受け入れることはできないでしょう。

今後はこうした運賃問題を中心に、県がリーダーシップを発揮して、両鉄道会社に対して各種解決策を提案するなど県民の鉄道の利便性の向上のため対応を図るよう求めていきます。

千葉県議会議員
あみなか肇

参考:各種報道

読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20140513-OYTNT50412.html


産経新聞

http://sankei.jp.msn.com/region/news/140514/chb14051422040001-n1.htm


線路はつながっていても――京葉線とりんかい線の直通運転はなぜ難しい?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1405/16/news009.html