県立高校の百科事典・図鑑 9割近くが刊行後10年以上経過
2014.05.01 - ブログ
千葉県の学校図書館の現状、特に百科事典や図鑑の配備状況について議会で取上げたところ、新聞で報道されました。
小学校においては「記録や報告の文書、図鑑や事典などを読んで利用すること」等が言語活動例とされ、いわゆる「調べ学習」の実践がこれまで以上に重要視されているとのことです。
また、中学校においても、主として「メディアリテラシー」(いろいろな情報を評価・識別し、活用する能力)の観点から図書館におけるリファレンスの根幹ともいえる百科事典の活用について重要視されているとのことです。
こうした状況を踏まえ、学校図書館においては、これまで以上に「生きる力」を育むという理念の下、「読書センター」のみならず、「学習・情報センター」としての機能向上が必要とされているとのことです。
そこで、本県の公立学校図書館に置かれている百科事典や図鑑などについて、刊行後10年以上が経過している割合を、小中高校別に調査したところ、小学校では6割近く、中学校では7割近く、高校では9割近くが、刊行後10年以上経過していました。
読売新聞 平成25年6月22日
今となっては調べ物をするなら、まずインターネットでということもあるかもしれませんが、あまりにも古いものが多すぎるのではないかと考えるところです。また、インターネット及び百科事典など、あらゆる媒体を活用することができる能力の養成が必要と思われます。
これらのことから、学校図書館について、「読書センター」、「学習・情報センター」としての機能向上に努め、児童生徒のより良い学習環境の整備に資するような対応について、県に要望してまいります。
千葉県議会議員
あみなか肇