教員用パソコン配備率 全国ワースト3位 県内公立校
2014.04.03 - ブログ
教員が児童・生徒の成績処理などに使用する「校務用パソコン」の配備率が、本県は全国ワースト3位であることがあみなか肇の議会質問(平成24年10月3日)で明らかになりました。
この指摘は新聞でも報道されました(同年10月20日付)。
教員の校務用パソコン整備率は、全国平均が102.8%、教員1人につき1台強であるところ、県内市町村の平均は60.3%と全国で45位となっています。
千葉県内ワースト1位の市川市では3.8%と4%に満たず、これは教員25人に1台ということとなります。
千葉市は21.2%で教員5人に1台と、千葉県内ではワースト5位となっています。
教員の校務用パソコンが少ないことで、
・非効率な校務作業によって、教員の多忙化に拍車がかかる
・その結果児童生徒と向き合う時間が減少する
・持ち帰り残業が常態化する
・私物パソコンの持ち込みにより情報管理が不徹底となる
などが強く懸念されます。
また、超高速インターネット回線(30Mbps以上)の整備率についても、全国平均が71.3%であるところ、県内市町村の平均は60.3%と全国で33位となっています。
千葉県内ワースト1位は整備率0%の8市町、千葉市、佐倉市、習志野市、印西市、神崎町、多古町、芝山町、鋸南町となっています。
実質的な伝達速度がどの程度かという問題はあるものの、ネット環境の充実が望まれます。
千葉県も千葉市も予算が大変厳しいことは、ご案内の通りですが、全国平均とのかい離がこれほどあることは適切ではないと考えます。
あみなか肇は、将来を担う児童生徒が安心して学ぶことができる教育環境を整備するため、それを裏付ける教育予算の充実を県教育庁に対し要望すると同時に、今後の適切な対応を要望してまいります。
千葉県議会議員
あみなか肇