– 笑顔で暮らせる千葉県づくり – 千葉県議会議員 あみなか肇

オレオレ詐欺など 過去最悪 被害額約32億円 摘発と抑止に全力を!

平成25年中の千葉県における振り込め詐欺などの特殊詐欺被害額が過去最悪の約31.9億円を記録しました。


また、認知件数も昨年を109件上回る、839件を記録しました。毎日2件強の被害が発生し、900万円弱の被害額が発生している計算になります。

そして、被害者の9割以上が高齢者で、その内、約8割を女性が占めているとのこと。

ちなみに、時点が多少古いですが、警視庁特殊詐欺対策本部統括事務局作成の平成25年上半期の状況の資料によると、特殊詐欺被害の認知件数について、全国に占める割合は東京(24%)が全国最多、神奈川(8%)、千葉(7%)、埼玉(6%)などとなっており、1都3県で全国の半数近くを占めているとのことです。

こうした事態を受けて、県警では緊急対策会議を実施するなど総力をあげて対応しているとのことです。

また、千葉県警では「振り込め詐欺 被害者の声」と題する小冊子(A5版・36頁)を作成。被害者の女性8名が被害にあった時の状況を臨場感をもって詳述しており、大変参考になる内容となっています。


登場する多くの被害者に共通する点としては、以下のような点を挙げることができるようです。

・人を疑うようなことがない、真面目な方

・振り込め詐欺なんかに騙されないと自信をもっていた

・犯人からの電話の後、家族に相談することなく、一人で行動してしまった

・財産的被害のみならず、精神的被害も受けている

汗水たらして貯めたお金を奪われるという財産的な被害の上に、さらに家族間の人間関係・信頼関係までもが崩壊してしまうという、二次的な被害もかなり深刻なようです。

3月中には県警のホームページに掲載されるとのことで、こうした県警の取組には敬意を表する次第です。

また、小冊子作成のために、ご協力いただいた被害者の皆様にも、被害にあわれたという大変厳しい状況の中、被害者をこれ以上増やさないためにもというお気持ちでご対応いただいたことに敬意を表します。

これら被害者の方々の想いに応えるためにも、県民一人ひとりが自助努力で被害を減らすとともに、県警のより一層の対応を要望してまいります。

千葉県議会議員

あみなか肇