全国初 ヤード条例 12月議会でようやく制定へ
2014.11.17 - ブログ
全国初となるヤード条例が12月県議会(11月26日開会)に提案されることとなりました。
当初、9月議会に提案される段取りでしたが、罰則部分について検察庁との協議が整わず、3か月ずれ込んでの提案となりました。
千葉県の自動車盗の認知件数は、近年全国ワーストレベルで推移しており、特に平成25年の認知件数は3,295件と全国ワースト1位となっています。
その原因の一つが、県内に全国で最も多く存在するヤード(鉄板や塀などで囲われた自動車の解体工場)の存在が指摘されています。
ほとんどのヤードは健全に事業を行っていますが、ごく一部のヤードにおいて自動車窃盗グループがヤード経営者と結託をして、盗難車の解体作業場に利用している実態があります。
また、ヤードにおいて廃油や廃液等で周辺環境を汚染している例も見られ、平成17~25年度で62件が発生しているとのことです。
これらのことから、県では、県民の生活環境の保全上の支障の防止、県民の平穏な生活の確保を図るため、ヤード条例を12月議会に提案しました。
あみなか肇は、2年9か月前の平成24年2月議会一般質問において、総合的なヤード対策・自動車盗対策に取り組むことを強く要望し、その後も粘り強く訴えて来ましたが、このたび、ようやくヤード条例の制定という形で実現しました。
引き続き、県及び県警のより積極的な対応を要望して参ります。
千葉県議会議員
あみなか肇