– 笑顔で暮らせる千葉県づくり – 千葉県議会議員 あみなか肇

議員定数削減なるか! 県議会

議員定数等について、各会派の案が公表されました(下図のとおり)。

これらの案をもとに、議員定数等検討委員会の実質的な議論が開始され、議員定数(現在95人)等について、今後一定の結論を得る見通しと考えられています。

私見ですが、同検討委員会では主として以下の4点について議論がなされるものと考えます。

1 議員定数について(下図参照)

議員定数は当然ながら各都道府県の人口規模によって大きく異なります。

千葉県の有権者数に対する議員定数は、全国と比較してやや多いと指摘できるものと考えます。私の所属する民主党会派では95人から16人削減した79人を会派の案としました。
なお、政治学上、議員定数についての「正解」は無いものとされ、人口、面積などの各地域の特性を踏まえ総合的に決められるべきものと考えられています。

2 投票価値の平等について

(1)1票の格差について(下図参照)

現状では、いわゆる1票の格差は最大2.51倍となっています。
また、銚子市民の選挙権を1票とした場合、印西市民の選挙権の価値の重みは0.4票となります。
概していうと、都市部の1票の価値が低い(軽い)状態となっています。

(2)逆転区の解消について(下図参照)


人口の多い選挙区と人口の少ない選挙区の議員定数が逆転してしまっている選挙区があります。具体的には上記の選挙区です。特に逆転区については、1票の価値の公平を担保するためにも早急な解消が不可欠です。

3 飛び地の解消について(下図参照)


千葉県では、市町村合併により選挙区の飛び地が生じています。具体的には、印旛郡選挙区(栄町、酒々井町)、香取郡選挙区(神崎町、多古町、東庄町)、山武郡選挙区(芝山町・横芝光町、九十九里町)であり、以上の図(千葉県選挙管理委員会HPより)のとおりです。
行政圏、実際の生活圏や経済圏に即した一体性を考慮すれば、「飛び地」は解消されることが好ましいものと考えられます。

以上を念頭に置きつつ、千葉県議会議員定数等のあり方について考えると、あみなか肇は現在の厳しい社会・経済情勢等を踏まえ、議員定数を減ずるとともに、議員各々が千葉県全体を俯瞰し、政策課題をより広範に捉え、県民全体の奉仕者として県政に取り組むことができるような選挙区割りを設定すべきであると考えます。

そのためには、現在の郡・市単位の選挙区をより広域的なものとすることも有力な選択肢の一つとなると考えます。

そして、特に、定数の削減、1票の格差が2倍以上の選挙区の解消、飛び地選挙区の解消、逆転選挙区の解消は、平成27年4月執行予定の千葉県議会議員一般選挙までに必ず解決しなくてはならない極めて重要な課題と考えます。

是非皆様のご意見をお寄せください。

千葉県議会議員
あみなか肇