「(仮称)千葉県ヤード適正化条例」素案がパブリックコメント実施中
2014.02.15 - ブログ
先日、当ブログでも取り上げた、千葉県は平成25年中の自動車盗の件数が全国ワースト1である問題。
その原因の一つでもあると考えられる、不法ヤード対策として、県は「(仮称)千葉県ヤード設置適正化条例」素案を発表し、パブリックコメントを実施しています(平成26年2月13日~3月11日)。
ちなみに、全国のヤードの約2割が千葉県に集中(473件:平成25年12月末現在)し、その7割が印旛地域に集中しているとも指摘されています。
素案ではヤードの定義、ヤード事業者が講ずべき措置、報告の徴収、立入検査、勧告、命令、罰則等について規定しています。
罰則部分について、今後、検察協議を実施し、協議が整い次第、上程するとのことです。
当条例は、ヤードの適正な設置に係る全国初の条例となると思われます。
ある行政課題に対して、地域の実情に合致した独自条例を制定し、それを活用して行政課題の解決を図り、政策を実現していくという観点からは、これら一連の県の対応は高く評価されるべきものと考えます。
不法ヤードが多く存在すると考えられている埼玉県、愛知県、茨城県、神奈川県等にとっても参考になる条例であると思われます。
引き続き、当条例の実効性の確保等について県の対応を注視していきます。
千葉県議会議員
あみなか肇