航空機騒音問題 軽減に向け 県・市がタッグを組み、首都圏での負担共有を!
2015.03.27 - ブログ
あみなか肇
平成22年10月、羽田空港の4本目の滑走路(D滑走路)が供用されたことに伴い、南風好天時の6時から23時までの間、羽田空港に着陸する航空機が千葉上空を通過するようになり、騒音が問題化しました。実は、私もその大きな騒音下に居住しています。
千葉市は、市独自で、又は千葉県及び関係25市町からなる「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」を通じ、国土交通省へ申入れ等を行い、航空機騒音の軽減に取り組んでいます。
そうした取り組みに加えて、千葉県や千葉市がタッグを組んで、騒音を千葉県だけが負担するのではなく、首都圏全体で負担共有するような枠組みづくりを国に対しより積極的に提言することが重要と考えます。
熊谷千葉市長
千葉市長として就任して以来、国交大臣等に徹底的に騒音問題対策について要望しています。
騒音低減のための高度引き上げも重要ですが、そもそもなぜ千葉だけが騒音問題を全部引き受けなくてはならないのかという点が重要です。
実は多くの方がアメリカ軍横田基地・横田空域があるため、東京・神奈川上空は航空機が飛べないと決めつけていた。横田神話です。
しかし、徹底的に調べてみると、東京・神奈川の海沿いの上空を十分飛ばせるんです。
したがって、航空機騒音を千葉にだけ負担させるのではなく、東京・神奈川も負担を分かち合うべきだと強く指摘したら、今、まさに国の会議ではその方向、つまり騒音問題について首都圏で負担を共有する方向で進んでいます。
あみなか肇
この問題についても、県・市が強力にタッグを組んで国に働きかけることが不可欠です。
(了)