– 笑顔で暮らせる千葉県づくり – 千葉県議会議員 あみなか肇

県議会議員選挙、定数、区割り 改革ならず!

本日、9月定例千葉県議会の閉会日、県議会議員の定数等についての採決があり、最大会派の現状維持案が採択され、定数・選挙区割り等について一切の見直し、改革がなされないことが決定してしまいました。

私は、以前から主張しているとおり、千葉県議会議員の定数等について以下の4点が課題と考えていますが、いずれも改善することができませんでした。

1 議員定数について
 消費増税などの現在の厳しい社会・経済情勢等を踏まえ、議員が自ら身を切る改革として議員定数を減らす必要があると考えます。県内でも13の市町村議会が定数削減しています。→ 定数削減ならず

2 投票価値の平等について

(1)1票の格差について(下図)
現状では、いわゆる1票の格差は最大2.51倍となっています。これを2倍以下にする必要があると考えます。→ 1票の格差の是正ならず

(2)逆転区の解消について(下図)
人口の多い選挙区と人口の少ない選挙区の議員定数が逆転してしまっている選挙区があります。この逆転区を解消しなくてはならないと考えます。→ 逆転区解消ならず

3 「飛び地」の解消について(下図)
千葉県では、市町村合併により選挙区の飛び地が生じています(山武郡・印旛郡・香取郡選挙区)。
行政圏、実際の生活圏や経済圏に即した一体性を考慮すれば、「飛び地」を解消しなくてはならないと考えます。→ 「飛び地」解消ならず

あみなか肇はこれら4つの課題について、平成27年4月執行予定の千葉県議会議員一般選挙までに必ず解決しなくてはならない極めて重要な課題と考えていましたが、最大会派の都合により、一切の課題の改善がなされないことになってしまいました。

極めて残念ですが、現状の定数・選挙区割りのもと、来年の統一地方選挙を迎えなくてはなりません。

なお、市町村議会における定数削減に向けた改革努力はこれまで当ブログで取り上げているとおりです。

定数95人を擁しながら、1人も削減できなかった千葉県議会はこれら13の市町村議会の身を切る改革を見習うべきと考えます。

千葉県議会議員
あみなか肇