あみなか肇の政務調査で明らかに ひた隠しにしていた、県の天下りの実態
2015.04.09 - ブログ
【徹底した行革特集 第2弾】
あみなか肇が取上げ、新聞やテレビなどで大きく報道された政務調査について、改めて皆様にお伝えします。
○問題の所在
千葉県は他の都道府県では公表されている天下りの状況について、これまでひた隠しにしていました。
また、公共事業を多く受注している民間企業等へ天下ることによって、県と企業の癒着の温床となる恐れがあります。そして、公金が投入されている天下り先での過剰な待遇なども大きな問題です。
同様に千葉県では、あみなか肇の政務調査によって明らかになるまで、天下りの実態が公表されてこなかったことも大変大きな問題です。
○県のとった対応
あみなか肇の提案どおり、県は以下のように対応しました。
①天下りの実態について、県ホームページで公表しました。(毎年8月末に公表)
②天下りの公表について、恣意的にならないよう、規則(要綱)を制定しました。
③天下りの公表の基準について、課長級以上まで拡大しました。
④県職員の再就職の適正化について、引き続き検討することとしました。
○今後の課題
県からの押しつけ型の天下りは今すぐにでも廃止し、広く民間分門を含めた中で、団体にとっての最適任者を選ぶよう求めていく必要があります。
また、民間企業への天下りについては、人材バンクを設置するなどして、利権や癒着の温床とならないよう適切な対応を求めることが必要です。
同時に、天下り先での待遇のあり方について、県は県民が納得するような説明責任を果たすよう求めていく必要があります。
○あみなか肇の懸念が現実のものとなってしまいました!
平成25年11月、県の外郭団体である、社会福祉事業団の県立障害者施設「養育園」で発生した入所者への暴行・死亡事件では、第三者検証委員会の提言を受けて、県は県職員の天下りであった当該団体の理事長に対し、専門性の欠如を主たる理由として退任を勧告し、実際に理事長を交代させました。
こうした事態が二度と繰り返されないよう、県民が天下りに対して厳しく監視していかなくてはなりません。
千葉県議会議員
あみなか肇